HOME きょうだい構成で性格は変わるか? 一人っ子の心理と性格傾向

一人っ子の心理と性格

一人っ子の心理と性格家庭の中では常に周りは大人ばかりという環境で育ちます。特に幼稚園に入園するまではそうした状況が続きます。兄弟がいなければ大人を見本にするしかありませんから、大人のすることを真似しながら成長します。

親の愛情は独り占めできますので、精神的に満たされた状態で育つことができるのが一番のメリットです。きょうだいげんかがないので、落ち着いた生活環境となります。おやつやおもちゃなどの取り合いにも無縁です。兄弟が多い家庭に比べてひとりにかけられるお金は当然多くなります。お金のかかる習い事をさせてもらえる場合も多く、秘めた才能を開花させるのによい環境です。

一人っ子の性格傾向

特に小さいうちは大人のまねをして、いろいろなことを覚えていきますので、目標レベルが高すぎて、自分にはできないと無力感を感じることも多いでしょう。

育児の手が足りていますので、なんでもやってもらえ、依存傾向の見られる子もいます。甘やかされて育った場合、わがままになり、あまり干渉せず自由に育てられれば、早くから大人っぽい考え方を持ち、自立した人生を送ります。

一人っ子は、家庭の中でだれにも邪魔されることがないので、集中する時間が持てます。そのため、集中力があり好きなことに何時間も没頭する姿も見られます。ひとりでいろいろなことを考えるので、空想好きでおもしろい発想をすることがあります。

争いごとを好まずおだやかな性格。聞いてもらえる立場にあるのでおしゃべりになる人も多いようです。外の世界に交流を求めるため、友達の多いタイプの人もたくさんいます。

男の子の場合

競争がないのでおだやかでやさしい男の子が多いようです。母親が手を出しすぎると依存的になり自立心が育たないことも。集団生活に入ると兄弟げんかに慣れている子と接することになりますので、「乱暴な言葉づかい」や「乱暴な行動」にカルチャーショックを感じることも多いでしょう。

女の子の場合

一人っ子なら7割の夫婦が女の子をほしがるというデータがあります。この結果は女の子に対する期待がどれだけ大きいかを物語っています。特に母親との関係が人生に大きな影響を与えます。心理学的には母親との精神的癒着が様々な問題を引き起こすといわれています。

女の子も基本的にはおだやかでやさしい性格です。少人数のグループで行動することを好む傾向があります。

一人っ子の気持ち

一人っ子は両親や周囲の人から「寂しいのでは?」と思われるようですが、最初から一人なので寂しいとは思っていないようです。

小さいころは親にかまってもらえてよいのですが、思春期をすぎると将来的に親の面倒を一人でみなければならないというプレッシャーを感じます。

特に親が子供に依存的な場合は、人生のいろいろな場面で親のことが気にかかり就職や結婚などに支障をきたすこともあります。

一人っ子の子育てポイント

子供の精神的負担を軽くするには親が自立し、子供以外の楽しみを見つけることが大切です。夫婦仲がよいことも子供の安心材料になります。

きょうだいがいる場合はけんかなどで遠慮のない非難や攻撃を受けることがありますが、一人っ子はそういった環境がありません。なるべく多くの人と交流できる機会を持たせてあげましょう。

近所や家族ぐるみの付き合いで、密な関係を経験させてあげられるとよいでしょう。人それぞれの考え方を理解し、認められるようになれば、社会生活をスムーズにおくることができるはずです。

また、集中力があることは一人っ子の良い面です。一人で何かに没頭しているときはそっと見守ってあげましょう。

一人っ子の仕事

その集中力を活かしてデザインやプログラミングの仕事などが向いています。自分の考えを発表するような立場、例えばコメンテーターや評論家としても力を発揮できます。

アーティストにもたくさんの一人っ子がいます。想像力があり、凝り性でもある一人っ子は、その感性をいかしてすばらしい作品を生み出しています。

叱られることに慣れていない人が多いので、気持ちの切り替えが苦手な傾向があります。

末っ子の恋愛

恋愛に対して慎重な人が多いようです。相手の出方を見てあまり関心がなさそうだなと思ったら早々に諦める場合もあります。結婚を意識している場合はさらに慎重になります。しかし、「この人だ!」と思う相手に出会えたら一生懸命振り向いてもらえるよう努力します。けんかの経験がすくないので仲直りは苦手。その場合も相手の出方を待っているので、恋人は譲歩してあげたほうがうまくいきます。

両親の愛情を独り占めできて、経済的な苦労も少ない一人っ子は恵まれている反面、親のことがいつも気にかかり人生設計が慎重になりがちな面もあります。

きょうだいがいなくてさみしいかと思いきや、意外と一人の時間を楽しんでいる人が多いようです。独特の感性や想像力を持っているので、アーティストとして活躍している人も大勢います。