HOME きょうだい構成で性格は変わるか? きょうだいがいることのメリットとデメリット

きょうだいがいることのメリットとデメリット

きょうだいがいることのメリットとは?

メリット 何事も一長一短。きょうだいがいることのメリットとデメリットをいくつかご紹介しましょう。きょうだいがいるメリットは、たとえば以下のようなものです。

1.妥協や忍耐の心が養われる
きょうだいがいることのメリットの1つは、小さいうちから譲り合いの精神や、我慢強さが身につきやすい点です。 よく「一人っ子はわがままになりやすい」といわれますが、それは親の愛情をめぐって戦うライバルがおらず、いつでも親の注目を一身に浴びることができるからでしょう。もちろんそれが悪いわけではありませんし、子どもにとってはストレスがなく幸せなことかもしれません。 しかし「ケンカしたら謝って仲直りをする」ことや、「時には自分ではなく相手の都合を優先させる」こと、「オモチャ1つとっても互いに譲り合いながら使う」ことなどは、きょうだいがいるからこそ早くから学べることです。 一人っ子の場合は、友人とのつながりができてから身を持って体験することを、きょうだいがいる人は早い段階から家で学べるといえるでしょう。

2.もっとも身近な遊び相手ができる
きょうだいという、いつでも遊べる相手が家にいることも大きなメリットです。一人っ子がもっともうらやましいと感じる部分かもしれません。 きょうだいがいないと、家では一人遊びをする時間が多くなります。それはそれで独創性を伸ばす機会にもなるのですが、やはり子どもは一緒に遊んでくれる仲間を求めるものです。 とはいえ親も色々と忙しいですので、いつでも相手をしてあげるわけにはいかないでしょう。 子どもは子ども同士で勝手に遊んでいる、それは親にとっても負担が少なくありがたいことでもあります。

3.ちょっとした相談事ができる
勉強で分からないことや、中学・高校生活のこと、受験の話などなど、特に上のきょうだいがいると色々な相談ができることもメリットです。なかなか他人には聞けないようなことも、きょうだいなら気軽に質問することができます。

4.将来の不安が軽減される
誰しも、いずれ大切な親を見送る日が来るものです。その時、同じ思い出を語り合えるきょうだいがいるのといないのとでは、悲しみの度合いが違ってくるかもしれません。 中には、親の死をきっかけに打ち解けあうようになったきょうだいもいるようです。 またその前段階として、介護の問題もあります。一人っ子の場合、当然ながら両親の面倒を見るのは基本的に自分しかいませんので、キャパシティを越えた場合は大変な思いをしてしまいます。 きょうだいがいれば、互いに協力し合いながら親の老後を見ることができるでしょう。

きょうだいがいることのデメリットとは?

一方、きょうだいがいることのデメリットとしては以下のようなものが考えられます。

1.親の愛情を独り占めできない
きょうだいがいると、当然ですが自分だけに親の関心が向くわけではありません。ですから時に不満を感じたり、寂しく思ったりすることはあるでしょう。 特に長子は、ずっと自分だけに向けられていた親の目が途中から下の子に向くようになりますので、なおさら深刻です。赤ちゃん返りをしたり、わざとワガママを言って親の気を惹こうとしたりすることもあります。 この時、親が冷たい態度をとってしまうと長子の性格に悪影響を及ぼすこともあるため、できる範囲でかまってあげる時間をとることが大切です。

2.我慢することが増える
これも当然ですが、きょうだいがいると何かと我慢する場面が増えてきます。親とおしゃべりがしたくても順番待ち、おもちゃも独り占めできない、自分だけの部屋が持てない…などなど、いつでも自分の思い通りにいくわけではありません。 もちろんそれはそれで忍耐力を養うことにつながりますので、必ずしも悪いこととは言えないでしょう。 また家庭にもよりますが、きょうだいがいるとやはりお金がかかってきますから、一人っ子と比べると経済面でも我慢することが出てくる可能性があります。おもちゃや洋服のほか、将来的には大学などの学費の問題もありますので、親は早くから対策を練っておかなくてはいけません。

3.劣等感が生まれることがある
きょうだいは、どうしても互いに比べられてしまう運命にあります。特に同性のきょうだいの場合、見た目から勉強、スポーツの能力まで、何かと周りに比較されていやな思いをすることも多いでしょう。 特に相手のほうが自分よりも優れている部分が多い場合、強烈な劣等感にさいなまれて、性格が暗くなったりひねくれたりすることもあります。大人は冗談のつもりでも、子どもの心は思う以上にデリケートですから十分に気をつけなくてはいけません。

4.親の財産をめぐる争いが起こる可能性がある
これも家庭によりますが、将来的に親が亡くなった場合、財産分与などの問題が出てきます。特に裕福な家であればあるほど、きょうだい間で骨肉の争いが勃発することは決して珍しくないのです。 「普通に等分すればいいんじゃないの?」と思っても、たとえば不動産など、そうは簡単に行かない財産もあります。また本人たちにその気はなくても、互いの結婚相手がしゃしゃり出てきて問題を大きくしてしまうことも実際よくあるパターンです。 親の死後に醜いもめ事を起こさないためにも、事前にきょうだい間で冷静に話し合っておくのが一番でしょう。