HOME きょうだい構成で性格は変わるのか 長男の憂鬱

長男の憂鬱

長男

昔は長男が遺産を全て引き継ぎ、跡取りとして大切にされていました。けれど、現在では遺産は均等に分けられ、同居も長男ではなく他の兄弟とするという場合も珍しくありません。ですが、やっぱり今でも長男とは結婚したくないなんて言う声を聞いたりもします。長男って今でもやっぱり特別視されているものなんでしょうか?

長男の性格傾向

長男は、どんな性格になるのでしょうか。一般的に長男は、責任感が強く、しっかり者になる傾向があります。親からの期待も大きく、下の子の面倒を見る機会も多いため、そのような性格になりやすいです。

しかし、反対に優柔不断で思いきりに欠ける面もあります。上にお手本にする人がいないため、自分で決めることがほとんどだったからです。また、下の子が生まれる前は、親も時間に余裕があるため、長男が何かを選ぶときは時間をかけて選べました。そのため、成長してからも長男は決断に時間がかかることが多くなるようです。

昔の長男の扱い

昔、長男は跡取りとしてとても大事にされてきました。遺産は全て長男にわたり、親との同居や何かあったときの介護など、責任もほとんど長男にいっていました。次男以降は養子に出してしまうこともあったようです。

そもそも、なぜ長女や次男三男と違って、長男がこんなに特別扱いされているかというと、戦前の家督相続の影響が大きいようです。これは、戸籍上の戸主の死後、長男1人が地位及び財産を相続するとされていた決まりです。戦前は当たり前のように家督相続が行われていたため、財産が妻と子供それぞれに振り分けられるようになった今でも、長男が家を継ぐのが自然だと思われるようになったようです。ずっと前から長男が継ぐ風習があったように思いがちですが、江戸時代のころには娘が婿養子を取って家を継ぐのが一般的でした。長男が後を継ぐ伝統は、意外と歴史が浅いみたいです。

現代の長男

現在は昔に比べて、大分長男の特別視は減ったと思われます。長男だから大切にしなさいなんて、年配の人ならともかく、若い人はまず言いませんよね。現代ではそこまで特別視することはないと思われますが、今でも長男だからかかる責任はあるようです。

現在でも親の介護を引き受ける可能性が一番高いのは、長男一家です。きょうだい別々に家庭がある時、まず親との同居の話がいくのは長男一家なのではないでしょうか。長男なので、同居を他のきょうだいから頼まれたら断りにくいというケースもあるようです。今は財産を、妻がいれば妻に半分、もう半分は子供に平等に分配と決まっています。財産が基本的に平等に分けられるようになっても、特別なことがない限り、まずは長男に家のことの責任がいくというのは、少し損な立場とも言えます。

結婚で悩む長男

結婚するとき、長男だという理由で敬遠されることがあります。親と同居になる確率が高く、相手側に将来夫の両親の世話をすることになるのではないか、親とのしがらみが多いのではないかと不安に思われることが多いからです。ですが、長男の場合、次男や三男に比べて、親や親戚から一番結婚を期待されることが多いはずです。長男はやはり結婚の時も、プレッシャーのかかる立場にいるようです。

ですが、昔であれば同居の可能性は高かったですが、現在は別々に住むことも多いと思います。結婚するときには、同居するつもりはない、跡継ぎということになっていない、などと説明しておけば、不利にならないはずです。どうしても親と同居しなければならない男性でも、責任がある分、実家を継げるので、家が手に入るなどのメリットもあります。新築で家を購入するとなると、お金が相当かかりますが、実家を継げるなら無料でマイホームを手に入れることも可能です。同居が必須の人は、長男ならではのメリットを活かすと結婚しやすいかも知れません。