HOME きょうだい構成で性格は変わるのか 近いからこそ抱いてしまうコンプレックス

近いからこそ抱いてしまうコンプレックス

コンプレックス

きょうだいがいると楽しかったり心強かったりと、いいこともあると思いますが、自分と同じような立場の人間がいると、ライバル視してしまうこともあるはずです。きょうだいが自分よりずっと優秀だったり、何かの面で優れている場合には、コンプレックスを抱くこともありそうです。きょうだいのことで悩む原因や、複数の子供がいても、どの子にも劣等感を抱かせない方法について調べました。

ライバル視しやすい

きょうだいは何かと比較されることが多いため、ライバル視してしまうことも多くなります。同性の兄弟の方が、ライバル視の傾向は強いです。また、同性のきょうだいでも年齢が離れていれば、あまり競う気持ちが起きないようです。立場が似ていれば似ているほど、負けたくないという気持ちが起きやすくなります。

なぜきょうだいに対してコンプレックスを抱いてしまうのか

きょうだいと比較されることによって、コンプレックスは生まれます。比較ならきょうだいではなくてもされますが、同じ遺伝子をもって同じ環境で育っている分、片方にできて自分にできないことがより気になってしまいます。男の子の場合は、学力や運動能力、女の子の場合は見た目がコンプレックスの原因になりやすいです。特に思春期になると悩みは深刻化します。親や周りの大人は、上の子(または下の子)がよくできる子だったりすると、もう片方の子もすごいんじゃないかと期待します。思ったよりもできないと、普通以上にがっかりされてしまいます。きょうだいと比較され、劣っていると評価された方は自信を無くしていきます。

また、親の愛情を他のきょうだいに奪われたと感じることも、葛藤の原因になります。上の子の場合、必然的に親の関心は下の子へいくので、自分は見捨てられたと思いがちです。また、きょうだいに病気や障害があったり、問題行動を起こすタイプだったりすると、親の関心はそちらに移るので、やはり悩みを抱えやすくなります。

ちなみに、兄弟に対して嫉妬や憎しみがあったり、親から兄弟と差別して扱われることに葛藤があることを、カインコンプレックスといいます。旧約聖書に載っているカインとアベルの話から名づけられました。兄弟が神に捧げものをしたとき、弟のアベルのお供えだけを神は喜んで、カインの方は無視したという話です。最後には、カインは憎しみからアベルを殺してしまいました。近い存在と比べられて、自分だけないがしろにされるのはそれだけ悔しいことなのかもしれません。

親の愛情の奪い合い

子供が相手をライバル視するのは、親からの愛情の奪い合いの側面もあります。一番上の子にとっては、弟や妹ができると、今まで一番に可愛がってもらっていたのを、急に他の子に奪われることになります。関心を引くために赤ちゃん返りしてしまうこともあります。下の子にとっては、上の子は初めからいる強力なライバルです。どちらも一番に可愛がってもらうために必死です。親からの愛情が、片方より少しでも少ないと感じると、子供は拗ねてきょうだいを憎んでしまいます。

劣等感を持たせない方法

きょうだいに対してコンプレックスを持ってしまうのは、仕方ない面もあるようです。ですが、なるべくならわだかまりは無い方がいいですよね。子供が複数いる場合、親はどのような態度で接すればいいのでしょうか?きょうだいに対してコンプレックスを抱かせない一番の方法は、比較をしないで育てることです。

一方だけ認めて、片方は認めないと、自信を喪失してしまう可能性があります。きょうだいであったとしても才能も資質もそれぞれ違うので、両方の長所を認めてあげましょう。親も人間なので、可愛がり方が偏ってしまうことはあると思いますが、なるべく子供に不公平だと思わせないように気を付けましょう。