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現代の夫婦が抱える「セックスレス不妊」の問題とは

セックスレス不妊 日本は、世界の中でもセックスレス大国として知られています。2013年には、イギリスの大手新聞「ガーディアン紙」でも、日本人男性のセックスレス事情に関する特集が組まれたほどです。

セックスレスが深刻化すればするほど、当然ながら妊娠の可能性は下がります。実際、不妊に悩むカップルにはそもそもセックス自体がないケースも多いようです。

セックスするヒマがない!?

日本人夫婦の3組に1組が抱えているともいわれる、セックスレスの問題。しかも子作りを終えた熟年夫婦ならまだしも、最近では20~30代のまだまだ元気な世代でも深刻化しているといわれます。 また結婚当初からの「新婚セックスレス」も増えており、これでは子どもを授かるのも難しくなってしまいます。

現代の夫婦がセックスレスになってしまう理由として、よくアンケート結果などで1位になっているのが「忙しいから」というものです。男女ともに仕事をするカップルが多い今、夜はクタクタで、セックスどころではないということでしょう。

特にPCを使ったデスクワークをしている人は、家に仕事を持ち帰ることも多く、そもそも夫婦の就寝時間が別々になることも少なくないようです。 しかし昔の日本人もそれなりに忙しかったはずですから、多忙や疲労がセックスレスの直接的な原因ではないようにも思えます。

新婚当時から既にセックスに飽きている!?

そこで1つ考えられるのが、「婚前交渉の一般化」です。つまり恋人同士のころに、既にセックスを十分楽しんでしまったために、結婚後は回数が少なくなってしまうということです。

男女ともに、やはり相手に新鮮味を感じていたほうが性欲は燃え上がりやすいのは確かでしょう。ですから結婚前に好きなだけセックスをしてしまうと、結婚する頃には既にセックスレスになってしまうのも無理はないといえます。 その意味では、現代の若い人たちもある程度の「貞操観念」というものを、少しだけ思い出してみたほうがいいのかもしれません。

男性に急増している「不妊ED」とは?

他にも「性産業の充実さ」や、「男女の性差の消滅」など、セックスレスの原因はいくつも考えられます。いずれにしても、子どもを授かりたい夫婦にとっては非常に深刻な問題です。

普段からセックスレスの場合、いざ子作りとなると、どうしても義務的なセックスになってしまう可能性が高くなります。妻の排卵日を予測し、それに合わせてとりあえず行為だけする…という感じです。

しかもそれですぐに授かればまだいいのですが、なかなか妊娠が成立しなかった場合、その義務的なセックスを毎月おこなうことになります。これは、特に男性にとっては意外にプレッシャーになるものです。 中には、カレンダーに○印がついているのを見ただけで精神的につらくなり、いざ事に及ぼうとしてもEDになってしまう男性もいます。

ちなみに「不妊ED」は、今かなり増えているといわれています。男性はデリケートですから、妻の無言の圧力に大きなプレッシャーを感じてしまうのです。

また何度セックスしても授からない場合、原因を突き止めるために男性側も検査を受けることがありますが、これもまた不妊EDにつながるといわれています。たとえば精液の検査などはまるで自分の男としての能力を調べられるようで、非常に抵抗感のある男性が多いのです。

その結果、妻とのセックス恐怖症になってしまい、心因性のEDになってしまうことがあります。もちろん妻に悪気はありませんし、年齢的にリミットがあるのは女性のほうですから、どちらにとってもつらい問題です。

セックスレス不妊を克服するために

セックスレスが不妊の原因となっている場合は、やはりセックスを自然に復活させる方向に持っていくのが一番、穏やかでしょう。 セックスはなくてもキスやスキンシップがある夫婦であれば、まだ壁は低く済みます。肩をマッサージしたり甘えてみたりして、それとなく雰囲気を作ってみてください。

一方、スキンシップすらも失われた夫婦ではやや難易度が高くなりますが、まずは会話の復活が先決です。「セックスレスは会話レス」ともいわれるほど、普段の関係が深く関わってきます。

また相手に対する思いやりを復活させることも大切です。誰でも、自分に対して深い愛情を向けてくれる人には、自分も同じものを返してあげたくなります。普段ダメ出しばかりしていたり、威圧的な態度をとっていたりする人が、セックスの時だけねこなで声を出しても、冷たく拒絶されるだけでしょう。レスを克服するためには、普段の優しさが非常に大切なのです。

また男性が不妊EDになってしまった場合は、バイアグラなどのED治療薬を使ってみるのも1つの手です。「薬に頼るなんて…」と抵抗のある人も多いかもしれませんが、きちんとクリニックで処方してもらう限り安全性は高いですし、体そのものが元気になれば自然と性欲も湧いてきます。

ちなみにED治療薬は保険が利かないため高価なのですが、最近では価格の安いバイアグラジェネリックが発売され、多くの男性に注目されています。

実際、ED治療薬を使って妊娠に成功したカップルは少なくありません。もちろん精子の成分を変えるような作用はありませんので、安心して利用しましょう。