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男性も前向きに考えたい、子作りのこと

2013に立ち消えになった女性手帳、何が問題だったのか

女性手帳

2013年に政府の「少子化対策タスクフォース」が作成を検討していた「女性手帳」。日本人は出産適齢期に関する知識が乏しいことを受けて、女性に適齢期の存在を知らしめるために作成される予定でした。

しかし、これが女性団体などからかなりの批判を受けて発行が取りやめになったという経緯があります。反対派の意見は「女性にだけ知らしめる問題ではない」こと「出産時期等の個人的な問題に政府が口を出すべきではない」という二点が主なものでした。

出産時期についてはもちろん強制するものではなく、出産に関しては適齢期が存在し、一定以上の年齢になれば妊娠しづらくなるということを知らしめることが目的です。それを知ったうえで産むか産まないか選択するのは女性とそのパートナーです。

一番の問題は妊娠・出産を女性だけのものといっているかのような「女性手帳」のネーミングにあったのではないでしょうか。妊娠には当然ながら男性のパートナーの存在が不可欠です。女性と同じくらい男性が妊娠適齢期を知ることは大切なことなのです。

日本の男性は子作り目的のセックスを嫌う傾向が

結婚年齢が遅く、加えて子供を望む女性は少しでも早く妊娠したいのです。高齢出産のリスクもありますが、それ以前に老化によって妊娠自体が難しくなってくるからです。しかし、女性の努力だけでは子供を作ることはできません。排卵のタイミングでセックスをしないと妊娠しないわけですから、この日に子作りをしたいと妻が申し出ます。そこで不機嫌になる男性は多いようです。生まれてくるのは自分の子供であるはずなのに、妊娠をまったく自分の問題としてとらえられていないのが現実です。

世の中にイクメンが増えて、育児に積極的になったのは喜ばしいことです。しかし残念ながら子作りに積極的に協力してくれる夫はまだまだ少ないと言えるでしょう。

不妊治療に夫が参加するとなるとますますハードルが上がります。不妊治療に気が乗らないのはわかりますが、それは妻も同じです。

不妊治療を受けに来る女性の年齢はだいたい39歳前後が多いそうです。それだとかなりタイムリミットが迫っている状態でしょう。できればそうなる前に早めの結婚・妊娠・出産が望ましいのはいうまでもないことです。これらすべてを女性だけのせいにせず、男性も同じくらいの知識を持ってともに対処していくのが理想です。

不妊の原因の4割は男性にあります

男性の精子も年齢を経るにつれて徐々に減少し、運動率も悪くなっていくのが一般的です。当然若いうちの方が妊娠の確率は高くなるでしょう。さらに男性不妊といわれる病的な状態が見られる人もかなりいるようです。男性の10人に一人は不妊症といわれていますから、他人事では済まされない問題です。

精子の通り道に問題がある場合は、外科手術で普通の人と同じようなレベルに回復することも可能です。それ以外にはおたふくかぜの高熱による精巣炎などが原因で精子無力症の状態になっていることもあります。先天的な異常の場合もあるようです。

EDの症状は加齢とともに出やすくなります。血管の硬化によって血流が悪くなり陰茎に十分な血液が送れなくなるからです。また、糖尿病の合併症としてEDを発症することもあるようです。

心の状態も影響してきます。強いストレスにさらされている時、妻の排卵日でプレッシャーがかかっている時、一度失敗した経験から予期不安に駆られたときなどです。

現在ED治療は気軽に受けられるようになってきています。泌尿器科など他の症状の患者さんたちがいる病院には行きにくいでしょうが、ED治療専門のクリニックも増えていますから人の目を気にすることなく通院できます。そういった病院は患者さんの心理的負担を軽くするように配慮していますから、受付で症状を話すこともなく、簡単な問診票を書くだけで診察室に入ることができるところもあります。

気になる診察ですが、一般的には服を脱いだりすることはなく、簡単な問診を行うだけで終わります。持病や薬の飲み合わせなどを聞かれるくらいで済むでしょう。また、最近は世界初のED治療薬であるバイアグラと同じ有効成分を含むジェネリック品が処方されるようになりましたので、経済的負担も軽くなっています。バイアグラ等のED治療薬は生まれてくる胎児に悪い影響を与えることはないようです。子作りのためにも安心して使用できるでしょう。

子供をつくるために男性が気を付けたいこと

元気な精子をつくるためにはやはり健康的な生活が一番です。3食バランスよく食べること、睡眠を十分にとること。適度な運動をすることが大切です。

また、血行不良はEDの原因となります。血行を妨げるタバコや長時間同じ姿勢で仕事をすることは避けた方がよいでしょう。できれば禁煙または節煙して、デスクワークの方は時折ストレッチなどをすることをおすすめします。

さらに精子の生成や運動性を促進する食べ物を食べるとよいでしょう。かきやあさりなどに多く含まれる亜鉛、かつおやさばなどの青魚に含まれるセレンなどが代表的です。